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不動産屋のひとりごと

飯島 学

筆者 飯島 学

不動産キャリア18年

前々から面白いと話だけは聞いたことがあったのに、読んでない本、見てない映画なんてありますか?

僕はこのアニメ。

表紙見る限り、この中世的な男の人と、主人公が身分を乗り越えて恋愛に発展する系の心温まるぬるいやつでしょ?
なんて、敬遠してたアニメ。

実際に見てみました。
結果、浅知恵つけた猿のように見てもないのに知った感じになっていた自分が恥ずかしくなりました。反省。

<内容>
舞台は中華の後宮、その中で起こる事柄なんかを主人公の薬屋が解決する話です。

それだけなら、(あっそ)くらいで終わるのですが、ミステリ好きに刺さるポイントがあります。

後宮は欲にまみれている場所。我こそが出世したい、我こそが第一夫人にと、割と簡単に誰かを殺します。

その犯人を主人公の薬の知識で、「死因」から「事件の全貌」「凶器」「動機」を、推測、特定して追い詰めていきます。


これが刺さりポイント。この徐々に追い詰めていくが大事なのです。

それに、皇帝、宦官、纒足、妓楼など、当時の歴史として勉強になる部分も多く大人の方が楽しめるのではないかと思います。

各キャラクターも個性があり魅力的な部分なのだとは思いますが、それは今としては当たり前と言われてしまう部分ですので割愛。

ちなみに、主人公の薬屋は緑色の着物の女性。長髪美形の男性は宦官。※表紙

当初の後宮恋愛ストーリーと思っていたイメージとは大逆転、とても面白い作品でしたのでご紹介いたしました。

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不動産屋としては、幸い事件もなく、平和にお部屋探しのお手伝いを鋭意させていただいております。

おしまい。